異種方式高速PLCの共存
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 20:27 UTC 版)
「電力線搬送通信」の記事における「異種方式高速PLCの共存」の解説
上記3通信規格には互換性がなく、同じ電力線で混在させると互いにはノイズ源でしかないため、IEEE 1901の共存仕様ISP(Inter System Protocol)とITU-T G.hnの共存仕様G.cx(G.9972)を一本化することで、3方式間の共存を可能としている。その概要は、各方式のモデム間での割り当て時間を決めるものである。交流電源に毎秒100回または120回存在するゼロクロス点、つまり交流100V/200Vのプラスからマイナスに変わる0Vの瞬間ごとに、再同期信号、動的スロット要求、スロット使用要求、モデム使用状況通知、存在通知などをISP(Inter System Protocol)信号として互いに交換することで、続く時間に分割された複数のタイムスロットを適切に各モデムへの送信時間として割り当てる技術である。
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