略歴と著作
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/30 07:40 UTC 版)
祖父の恵周惕(号は硯谿・紅豆主人)、父の恵士奇(号は半農・紅豆先生)ともに経学を講じる学者の家柄であった。三恵として世に知られるが、中でも棟がもっとも優れるという。士奇の次男として生まれ、幼少より学問が好きで、家の蔵書に読みふける毎日を送る。経史・諸子・雑説・道仏にいたるまで広く豊富な知識を持つ。 もっとも力を注いだのが「易」であり、『易漢学』『周易述』などを著す。荀爽・虞翻の説を中心に、鄭玄などの諸説を参考に自説を述べた。『古文尚書考』は閻若璩の所論と同じく梅賾が奉った『古文尚書』を偽書としたもので、閻の説より説得力がある。『九経古義』は家学を明らかにしたもの。『左伝補注』は杜預の説を補ったもの。他に『明堂大道録』『王文簡精華録訓纂』『後漢書補注』『九曜斎筆記』など多くの著述がある。
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