画期的な内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 22:48 UTC 版)
板垣退助が編成した迅衝隊は近代的軍隊であり、前時代に無い画期的な組織であった。以下、従軍者の日記からその内容を箇条書きにすると、 迅衝隊は給料制であり、毎月俸給が現金で支給されていた。 迅衝隊は病気欠勤が認められており、従軍医師の診断書と隊長の印を受け「欠勤願」を提出することが出来た。 迅衝隊には「野戦病院」があり、従軍医師団が同行していた。 洋式の軍服は京都出発前に個人が注文して作った。 迅衝隊には「砲銃局」があり、スペンサー七連銃を販売していた。 迅衝隊は、小隊を左半隊・右半隊に分け、半小隊で行動することができた。 迅衝隊には「軍事郵便」といえる飛脚便があり、土佐と往復して留守宅に届いた書状を転送して読むことができた。 などがあり、板垣の智略に富んだ計算が成されている。これらの内容が戊辰戦争の勝敗を決したものであると考えられている。
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