生産面から見たGDPとは? わかりやすく解説

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生産面から見たGDP

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:39 UTC 版)

三面等価の原則」の記事における「生産面から見たGDP」の解説

「生産面から見たGDP」とは、ある国において様々な生産部門によって生産され付加価値合計集約したもの、と定義される。これを解説するに際して具体例として単純化され経済想定して述べられることが多いが、ここではパン生産だけを行う国の経済を例に挙げて考える。この国は、パン原材料となる小麦生産する農家小麦を粉にする製粉業者、製粉された粉でパン製造するパン工場、以上3つの経済主体のみの経済活動構成される国であることを想定する。この経済に対して石油輸出する外国石油会社存在想定する。さらにこの経済にはパンのみ消費する消費者しか存在しないこととする生産主体生産総額中間投入石油輸入付加価値小麦農家20 0 5 15 製粉業40 20 10 10 パン工業80 40 15 25 合計140 60 30 50 右表において、生産主体稼いだ金額生産総額、他の生産主体から購入した原材料費を中間投入外国石油会社から購入した石油費用石油輸入生産総額から中間投入石油輸入差し引いたものを付加価値として示した生産総額から中間投入石油輸入差し引いたのは、生産面から見たGDPはその国の経済において生産されたものと定義されるものであり、外国から輸入した石油や他の生産主体によって生産され中間投入はこの定義に該当しないためである。前述通り生産面から見たGDPは各々生産段階における付加価値合計であるから、このパン生産のみを行う経済の生産面から見たGDPの値は右表において太字示した付加価値合計、つまり生産総額(140)から中間投入60)と石油輸入30)を差し引いた50ということになる。

※この「生産面から見たGDP」の解説は、「三面等価の原則」の解説の一部です。
「生産面から見たGDP」を含む「三面等価の原則」の記事については、「三面等価の原則」の概要を参照ください。

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