生き続ける与力マツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 06:04 UTC 版)
枯死後も与力マツは地元の人々などの心の支えであり続けた。小野小学校はグランドデザインの象徴として与力マツを採用し、「よりき」から頭文字をとってから校訓を「よく考え かんばる子 りっぱな行い やさしい子 きまりを守る 元気な子」としている。伐採後の跡地には小野小学校のシンボルとして、与力マツを型どった原型が「与力松顕彰記念碑」として「与力の丘」に建てられた。 2015年(平成27年)2月には、与力マツを材料として作られた文殊菩薩の像が小野小学校に寄贈された。この像は寄贈者の父(神社仏閣の彫刻師を務めていた)が1985年(昭和60年)頃に制作した4体の仏像のうちの1体で、知恵の仏様に児童を見守ってもらおうとの願いを込めたものであった。理由は不明であるが、寄贈の機会を逸したまま寄贈者の親族宅に保管されていたという。寄贈者は「父の願いがかなってうれしい」とその喜びを語っている。
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