現代での用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 14:28 UTC 版)
「役に立つ馬鹿」は、善を促進する力になるというばか正直な考えで知らず知らずのうちに悪意ある企てに協力している人たちに対する軽蔑語(悪口)としてしばしば使用される。例として、イスラーム過激派(テロリスト)は宥和主義に基づく好意的なアプローチによって効果的に援助されていると信じるようなコメンテーターが、人々を軽蔑的に描写した際に用いている。アンソニー・ブラウン(英語版)はイギリスのタイムズ紙にこう書いた: イギリスのエスタブリシュメント内の一部の分子は、ヒトラーに共感していたことで悪名高い。今日のイスラミストも同じような支援を楽しんでいる。エドワード8世の時代である1930年代、上流階級やデイリー・メール紙、この時、彼らは左翼活動家だったが、ガーディアン紙やBBCの一部もそうだった。その彼らはグローバルな神権政治こそ望んでいなかったかもしれないが、ソビエト連邦のための西側のアポロジストであり、「役に立つ馬鹿」の同類だったのだ。 2010年、BBCはラジオドキュメンタリーでハーバート・ジョージ・ウェルズ、ドリス・レッシングといったイギリスの著名作家数名、アイルランドの作家であるジョージ・バーナード・ショー、アメリカのジャーナリストであるウォルター・デュランティ(英語版)や歌手のポール・ロブスンが、ヨシフ・スターリンのための「役に立つ馬鹿」であったとして紹介された。
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