おう‐かん〔ワウ‐〕【王翰】
王翰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/03 09:54 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動王 翰(おう かん)は、中国・唐の詩人。字は子羽。并州晋陽県の出身。
略歴
豪放な性格で、酒を好み、家に名馬と美妓を集めて、狩猟や宴会に日を送っていた。睿宗の景雲2年(711年)、進士に及第し、張説に認められて駕部員外郎に任ぜられたが、説の失脚とともに汝州刺史として都を追われ、次いで仙州別駕に左遷されたうえ、素行が治まらぬと弾劾され、道州司馬に流されて死去。
詩人としての彼
作品に、『涼州詞(りょうしゅうし)』(七言絶句)がある。
涼州詞 | |
葡萄美酒夜光杯 | 葡萄の美酒 夜光(やこう)の杯 |
欲飲琵琶馬上催 | 飲まんと欲すれば 琵琶 馬上に催(うなが)す |
酔臥沙場君莫笑 | 酔うて沙場(さじょう)に臥す 君笑うこと莫(な)かれ |
古来征戦幾人回 | 古来征戦(せいせん) 幾人か回(かえ)る |
出典
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