獄龍隊の出現と魔族の正体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 10:15 UTC 版)
「バトルスピリッツ ブレイヴ」の記事における「獄龍隊の出現と魔族の正体」の解説
暴将デュックの息子ルガインと親交を築いたりしながら、12宮Xレア探しをダンたちは続ける。しかし、暗闇のザジにより組織された女王直属カードバトラー部隊獄龍隊の隊長にして洗脳されて冷酷無比な男となった獄将デュックの圧倒的なブレイヴキラーの前に敗れ、所持していた12宮Xレアを奪われてしまう。追放後、自分なりに世界を見る決意し、ダンを助けようとしたバローネもまたデュックにかなわず重傷を負い、ダンとバローネは共に人類軍本部で傷を癒すこととなった。 一方、獄龍隊は女王の権威を笠に着て強引かつ横暴な12宮Xレア探索を行い、結果的に魔族間からもギルファムへの信頼は失墜していく。しかしそれすらもザジの思惑通りであり、女王やダンへの信用が落ちたことによって世界は更に混乱していく。 そんな中、人類軍本部で治療を受けていたバローネのDNAを調査したところ、「異界魔族と人間のDNAは全く同じ」という結果が明らかとなった。「異界魔族は古代にグラン・ロロに入り込んだ人間がグラン・ロロの環境に適応した姿」という推測がなされるが、バローネは誇り高き魔族であると思っていた自分が、下に見ていた人間と実は同じと知り、その事実を前にして静かに激情に震える。そんなバローネをダンは「お互いにカードバトラーであること、地球に生まれた同じ命であることに変わりはない」と諭し、バローネは落ち着きを取り戻した。 家族を魔族に殺されたために魔族を憎み、魔族を地球に連れてきたと言われるダンも嫌っていた麗しのソフィア号操舵手ユース・グリンホルンもまた、ダンやルガインを始めとすると様々な人間・魔族達との出会いを経てその考えを変えつつあった。そして、ユースもまた魔族と人間が同じという真実を知って自分の信じてきた常識が崩れる中で、自分を変える決意をし、ダンのための力になろうと彼とテストバトルを行う。 バトルの中で、ユースはダンに問う。「なぜ異界王との戦いで使った自分のデッキを過去に置いてきたのか」。ユースはクラッキー達から聞いた話から、その理由をダンが過去をあまり思い出したくないからではないかと推測していたが、ダンはグラン・ロロでの思い出はかけがえのないものだと答えながら、ユースに異界王を倒した後の自分達の過去を語り始める。
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