狸憑きとは? わかりやすく解説

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狸憑き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/07 06:37 UTC 版)

狸憑き(たぬきつき、狸憑)とは、憑依すること。古来日本シャーマニズムにおいて、存在するとされてきた心霊現象の一種である。 四国佐渡島のほか、青森県岩手県[1]岡山県に多く伝わるが、全国各地で伝承がある。ムジナ豆狸、トマッコ等とも呼ばれる。


注釈

  1. ^ 狸ではなく、体長15cm程で群れをなすイタチの仲間とされる。おもに主婦に憑くとされ、良く飼うと家が富み、そうでないとすぐに貧しくなるとの伝承がある。
  2. ^ 「ユリ」といい、白布で目隠しをして御幣を持っている。横臥する狸憑きの傍にいる。香川県高松市一宮近在の説話より
  3. ^ 旧暦和暦)の文政11年3月1日と3月30日(同月最終日)は、西暦(グレゴリオ暦)では1828年4月14日と5月13日。
  4. ^ 唐沢俊一の著書『カルトの泉 オカルトと猟奇事件』(ミリオン出版、2008年、ISBN 978-4-8130-2092-9)では被害者は女性として記述されているが、これは誤りで、実際には男性である。

出典

  1. ^ a b c d 多田克己『幻想世界の住人たち』 IV、新紀元社〈Truth in fantasy〉、1990年、292-293頁。ISBN 978-4-915146-44-2 
  2. ^ a b c d 水木しげる『妖鬼化 4 中国・四国編』Softgarage、2004年、103頁。ISBN 978-4-86133-016-2 
  3. ^ 怪異・妖怪伝承データベース”. 2023年4月1日閲覧。
  4. ^ a b 村上健司編著『妖怪事典』毎日新聞社、2000年、212-213頁。ISBN 978-4-620-31428-0 
  5. ^ 怪異・妖怪伝承データベース”. 2023年4月1日閲覧。
  6. ^ 怪異・妖怪伝承データベース”. 2023年4月1日閲覧。
  7. ^ 怪異・妖怪伝承データベース”. 2023年4月1日閲覧。
  8. ^ 怪異・妖怪伝承データベース”. 2023年4月1日閲覧。
  9. ^ 怪異・妖怪伝承データベース”. 日本文化研究センター. 2023年4月1日閲覧。
  10. ^ 怪異・妖怪伝承データベース”. 2023年4月1日閲覧。
  11. ^ a b c d 成身”. コトバンク. 2019年4月14日閲覧。
  12. ^ 氏家幹人『江戸の怪奇譚 -人はこんなにも恐ろしい』講談社、2005年、163-167頁。ISBN 978-4-06-269260-1 
  13. ^ 村上健司『日本妖怪散歩』角川書店角川文庫〉、2008年、63頁。ISBN 978-4-04-391001-4 
  14. ^ 鎮護堂”. 公式ウェブサイト. 浅草寺. 2019年4月14日閲覧。
  15. ^ 鎮護堂”. Taito文化探訪(公式ウェブサイト). Taito-culture.jp. 2019年4月14日閲覧。
  16. ^ 「息子に狸がついた 一家で殴り殺す 熊本」 『毎日新聞』 1979年5月7日付夕刊。
  17. ^ a b 礫川全次『戦後ニッポン犯罪史』批評社、1995年、231-235頁。ISBN 978-4-8265-0303-7 


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