特別扱荷物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 16:44 UTC 版)
新聞及び雑誌については日本国有鉄道荷物営業規則において、国鉄当局の認可を得て「特別扱運送契約」を締結することで特別な取り扱いを行った上で小荷物扱いで輸送された。この承認を受けた新聞は題字付近、雑誌は表紙の最上部に「国鉄首都特別扱承認」「国鉄東局特別扱承認」などの文言と承認番号が入れられていた。 これらの特別扱を受けた場合にはゾーン別の運賃ではなく全国一律の特別運賃が適用され、一般の荷物より安価に輸送できた。この特別扱による恩恵が大きかったのが雑誌であり、雑誌は鉄道により全国に届けられ普及することになった。しかしながら国鉄の労使紛争が極度に悪化し輸送混乱が生じると地方への雑誌の到着が極端に遅くなるなどしたため、トラックによる輸送に切り替えられて姿を消していった。
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