物語内容による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 21:12 UTC 版)
主に戯曲の内容(展開)による分類である。ただし何をもって悲劇とするか、喜劇とするかの明確な基準はない。たとえば一般に、主人公の死など哀しい物語が展開される作品は悲劇とされる。古代ギリシャの『オイディプス王』やシェイクスピアの『マクベス』などがその一例である。シェイクスピアの作品には「四大悲劇」と呼ばれるものもある。一方で、祝祭的様相に満ちたシェイクスピア『お気に召すまま』は喜劇とされる。 一方で、物語にドラマがなく、登場人物が打開不可能な空間に置かれる物語を不条理劇と呼ぶ。代表的な劇作家はサミュエル・ベケットやハロルド・ピンターなどである。また、こうした西洋の演劇手法に反抗し、日本の平田オリザは「静かな演劇」を提唱した。これは日常の会話にドラマ性を求めるものであり、現代演劇の一ジャンルとなっている会話劇の根源となっている。 悲劇 喜劇 不条理劇 会話劇
※この「物語内容による分類」の解説は、「演劇」の解説の一部です。
「物語内容による分類」を含む「演劇」の記事については、「演劇」の概要を参照ください。
- 物語内容による分類のページへのリンク