物的同君連合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 09:15 UTC 版)
構成国の合意により君主の継承規定や統治機構が統合され、結合体が国際法上の主体となっている形態。19世紀のオーストリア=ハンガリー帝国など。
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物的同君連合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 23:06 UTC 版)
物的同君連合では、各構成国をまとめる中央政府が設立される。この中央政府の権限は事例によりまちまちであるが、外交、軍事および財政の権限が付与される場合が多い。このように外交の権限が中央政府に与えられた場合、この同君連合は国際法上の主体となり、条約などを締結できるようになる。逆に言えば、このような場合においては、同君連合の各構成国は国際法上の主体性が著しく制限される。また、内政分野においても各構成国の権力行使が制限され、中央政府に委ねられることが多い。 具体的には、1867年から1918年にかけて、(いわゆる)オーストリア帝国とハンガリー王国が同君連合になっていた例(オーストリア=ハンガリー二重帝国)が挙げられる。オーストリア皇帝がハンガリー国王を兼ねていたのであるが、オーストリア政府とハンガリー政府の上に共通政府が置かれて、同君連合全体の外交・軍事・財政などを管轄した。
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