物理的互換性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/05 00:30 UTC 版)
「Registered jack」の記事における「物理的互換性」の解説
registered jack には、同一の規格であってもピン数の異なるものが存在する。たとえば電話のモジュラージャックとして知られるRJ-11規格の2ピンプラグは6ピンあるRJ-11規格のうち、中央の2本にのみピンを実装し、外側の4本のピンを実装していないもので、俗に「6極2芯」、同様に中央の4本のピンを実装し外側2本のピンを実装しない「6極4芯」がある。また、これらと区別するため、すべてのピンを実装したものを「6極6芯」や「フル結線」などと呼ぶ場合もある。 規格設計上は、同一規格のプラグであれば2ピンプラグは4ピン・6ピンのジャックにも物理的に差し込むことができ、コネクタの中央寄りの2線のみが電気的に接続される。同様に、4ピンプラグは2ピンや6ピンのジャックに差し込め、2ピンのジャックに差し込んだ場合は中央寄りの2線のみ、6ピンのジャックに差し込んだ場合は中央寄り4線のみが接続される。ただし、一部メーカーではこの仕様に合わない製品もあり、物理的互換性は信号上の互換性を保証しない。 RJ-11の6ピンプラグをRJ-45のジャックに差し込むなど、規格が異なる場合は接続できない。無理に差し込むとプラグがジャックから外せなくなったり、ジャック側の接点を破損する。
※この「物理的互換性」の解説は、「Registered jack」の解説の一部です。
「物理的互換性」を含む「Registered jack」の記事については、「Registered jack」の概要を参照ください。
- 物理的互換性のページへのリンク