物権の変動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 05:28 UTC 版)
物権変動(物権の発生・変更・消滅)の原因は次のように分類される。 物権の発生絶対的発生(原始取得)(絶対的発生は所有権のみである。)即時取得(民法192条) 無主物先占(民法239条1項) 遺失物拾得(民法240条) 埋蔵物発見(民法241条) 相対的発生(承継取得)移転的承継:売買や相続、時効取得(民法162条)、付合(民法242条・民法243条)、混和(民法245条)、加工(民法246条)などによって前主の物権を取得する場合 設定的承継:地上権や抵当権などの設定によって物権を取得する場合 物権の変更 物権の内容が変化する場合(目的物増加、抵当権の順位変動、対抗要件具備など) 物権の内容を変更する場合(地上権や抵当権などの設定を変更する場合) 物権の消滅絶対的消滅:物権そのものの存在の消滅(目的物滅失、放棄、公用徴収、混同、時効消滅) 相対的消滅:他人への物権の移転により前主は物権を失う。
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