熱電素子の利点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/08 23:51 UTC 版)
熱電素子の利点についてはNEDOの助成のもと平成14年度~平成18年度に行われた「高効率熱電変換システムの開発」の中間報告書にまとめられている。それによると 可動部が無いため長寿命で信頼性が高い。 付帯設備は不要で省スペース。 小型軽量な電源とすることができる。 素子の形状を自由設計できる。 熱源温度変動に対し応答が速い。 可動部がなく振動や雑音が発生しない。 小型でも大型設備と同じ変換効率が得られ、小型設備に有利。 高温、低温、大型、小型熱源などあらゆる熱源から電気を取り出すことが可能。 単位表面積あたりの発電量は太陽光発電の数倍から数十倍(熱電発電とアルカリ金属熱電発電(AMTEC)では約1 W/cm2 、熱電子発電では3 - 9 W/cm2 である。これは,太陽電池の0.01 W/cm2 よりも2桁以上も多い)。 それ以外に 多くの場合廃熱を利用するため新規の熱源を必要としない。 液化天然ガス、雪・氷などの冷熱源からも発電可能。 等があげられている。
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