熱力学的説明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/28 03:05 UTC 版)
蒸気機関車に搭載されている復水器は、蒸気タービンや舶用蒸気機関でよく用いられる表面式復水器と異なり、出力を増加させることはない。 実用的な大きさの復水器ではその圧力は大気圧程度であり、大気圧よりも低くなるよう設計した例はあまりない。 高温の蒸気を復水器に送れば、凝縮される蒸気と冷却水の温度勾配は大きくなるため、通常の定置式あるいは舶用の蒸気機関における同規模の復水器と比べて小さな熱交換面積で同程度の蒸気量を処理することが出来る。 高温蒸気に含まれるエネルギーは冷却されるのみであり、機械的な仕事には寄与しない。
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