熊谷陸軍飛行学校設立
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「熊谷陸軍飛行学校」の記事における「熊谷陸軍飛行学校設立」の解説
1935年(昭和10年)7月、上記制度のうち操縦分科の生徒教育のため熊谷陸軍飛行学校令(勅令第224号)が制定され、同年12月1日施行された。これにより開設されたのが熊谷陸軍飛行学校である。 学校令第1条で熊谷陸軍飛行学校は「飛行機操縦ニ従事スル航空兵科現役下士官ト為スベキ生徒ヲ教育スル所」と定められた。学校の編制は陸軍航空本部長に隷属する校長のもと、幹事、本部、生徒隊、および材料廠である。熊谷陸軍飛行学校は埼玉県大里郡三尻村(現在の熊谷市西部)に置かれ、12月4日より事務を開始した。 学校令では一般および陸軍部内から上記制度の召募試験に合格した操縦生徒と、操縦従事の航空兵科幹部候補生および陸軍補充令第83条第1項の下士官候補者として採用された特種生徒が主な教育対象であったが、その他に憲兵を除く兵科下士官以下を召集して「飛行機操縦ニ関スル修学ヲ為サシムルコト」も可能とすることが定められた。
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