潮の影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/17 00:36 UTC 版)
非常に浅い海峡であるが、潮汐によって水流の強さが両方向とも変化するので、浅いとはいえども危険である。干潮時には水深が50cmほどになる場所もあり、徒歩で渡れそうに見えるが、潮は時速9km程度で流れており、非常に危険である。 この海峡は潮が満ちてくると、南西部、アイリッシュ海側から海水が海峡内に入り、北東部へと海面上昇が波及していく。そして、潮が引いてくると、逆に北東部から海面が下がっていく。また、岩の表面が起因となって渦が発生し、小さいボート程度の船ならば沈没する。実際に、航海練習船のHMSコンウェイ号は1953年にこの海峡で沈没している。また、それ以外にもカナーヴォン付近には砂地が出来ており、特にアイリッシュ海側からの船舶は座礁しやすくなっている。
※この「潮の影響」の解説は、「メナイ海峡」の解説の一部です。
「潮の影響」を含む「メナイ海峡」の記事については、「メナイ海峡」の概要を参照ください。
- 潮の影響のページへのリンク