漣痕の形成とは? わかりやすく解説

漣痕の形成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/28 06:51 UTC 版)

漣痕」の記事における「漣痕の形成」の解説

リップル形状流速)と空気風速)によって支配される上流側の砂等が削られ下流側堆積する侵食堆積繰り返すリップル微地形)の移動方向傾斜する葉理形成される上流から砂が供給される原地形と斜交した葉理リップル斜交葉理)が形成され、砂の供給量が多いと上流側侵食少なくなる流れ種類速さ粒径などによる形状の差異が認められる水流などの常に一方向流れによって形成される形状をカレントリップルという。流速によって上流から下流に向かう形状特徴現れ流速速い順から舌状、波曲状、直線状と呼ばれる沿岸などの振動流によって形成される形状をウェーブリップルという。比較尖った峰と緩い凹状微地形交互に繰り返す形状呈し凹状中心から見た峰と峰間の対称性良い特徴がある。 カレントリップルとウェーブリップルを定量的識別する手法として峰と峰間の波長凹状波高比率波長/波高)から判定する手法リップル指数という。形成条件からカレントリップルは、波高より波長長く逆にウェーブリップルは波高高く形成される性質利用したものだが、形状観察力重要視され調査道具進歩カメラ等)により現在ではあまり用いられない一方向流れ振動流の複合作用によって形成されるリップル複合リップルという。さらにリップル平方向に前進するとともに上方にも積み重なる形状をクライミングリップルといい、堆積物多量に供給される条件下で発生し一方向流れ振動流、複合流に関係なく形成される

※この「漣痕の形成」の解説は、「漣痕」の解説の一部です。
「漣痕の形成」を含む「漣痕」の記事については、「漣痕」の概要を参照ください。

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