満行後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 17:03 UTC 版)
「千日回峰行 (比叡山)」の記事における「満行後」の解説
満行者で、無動寺谷明王堂の輪番職にある者は、その後2 - 3年以内に、米・麦・粟・豆・稗の五穀と塩・果物・海草類を100日間摂取しない「五穀断ち」ののちに、自ら発願して7日間の断食と断水で火炙り地獄とも俗称される「十万枚大護摩供」を行う。 満行者は京都御所に土足参内し、加持祈祷を行う。京都御所内は土足厳禁だが満行者のみ許される。回峰行を創始した相応和尚が草鞋履きで参内したところ文徳天皇の女御の病気が快癒したからであるとも、清和天皇の后の病気平癒祈祷で草履履きのまま参内したからとも伝聞される。 回峰行初百日を終えた後に立候補し、先達会議で認められた者が行に入る。
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