渋川電灯所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 12:38 UTC 版)
もう一つの渋川電灯所は中川悦次郎を代表とする個人経営の電気事業者で、遠三電気区域に隣接する静岡県引佐郡鎮玉村(現・浜松市北区)を供給区域としていた。開業は1913年(大正2年)6月11日。開業当初は事務所を構える村内北部の渋川に小規模水力発電所を構えて配電していた。発電所はムクロジ川を利用するもので、直流発電機(出力1.9キロワット・電圧110ボルト)を備えた。 1924年(大正13年)になり発電所を廃止し、県境を越えた山吉田村まで配電線を延伸して遠三電気からの受電に転換した。1926年時点の受電高は15キロワット。供給成績は1925年6月末時点で需要家数383戸・電灯数923灯であった。
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