渋川起点付近の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 14:05 UTC 版)
渋川付近の起点の位置は2度移動している。1911年の開業時は前橋電気軌道の終点・渋川新町、及び前橋電気軌道に接続している伊香保電気軌道の起点・渋川の北側に起点を置いた。その後高崎水力電気の終点(渋川長塚町)に接続するべく約180m(約9チェーン)延長した先に起点を設置した。しかし利根軌道の開業時すでに高崎水力電気は渋川長塚町から下の町を延長開業して伊香保電気軌道と接続しており、利根軌道は並行する渋川付近の延長区間を1915年に廃止して、渋川新町ターミナル内にループ線を設置して起点とした。高崎水力電気は1917年に渋川長塚町 - 下の町を廃止し、利根軌道の廃線跡を利用して渋川長塚町 - 渋川を延長開業して渋川新町のターミナルに接続した。これにより渋川新町は4方向(前橋、高崎、伊香保、沼田)へ向かう4社合同駅として完成した。さらに、1918年の利根軌道電化まで馬車鉄道で渋川に乗り入れていた吾妻軌道が1920年に電化の上で渋川まで乗り入れを再開し、中之条方面も合わせて5方面への分岐点になっていた。
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