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清野宏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/21 23:05 UTC 版)

清野 宏
(きよの ひろし)
生誕 1953年(71 - 72歳)
日本 長野県
国籍 日本
研究分野 生物学
免疫学
歯学
研究機関 千葉大学未来粘膜ワクチン研究開発シナジー拠点
東京大学医科学研究所
出身校 日本大学松戸歯学部
アラバマ大学バーミングハム校
主な業績 『粘膜免疫学の創成と粘膜ワクチン開発への理論形成』(2007年
『粘膜免疫の基礎的解明と学問的体系確立』(2008年)など
主な受賞歴 NIH New Investigator Award(1984年
NIH Research Career Development Award(1988年
第2回日本ワクチン学会高橋賞(2007年[1]
第51回野口英世記念医学賞2008年[2]など
プロジェクト:人物伝
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清野 宏(きよの ひろし、1953年 - )は、日本生物学者免疫学者学位医学博士アラバマ大学1983年[3]千葉大学未来医療教育研究機構卓越教授千葉大学未来粘膜ワクチン研究開発シナジー拠点初代拠点長[4]東京大学名誉教授東京大学医科学研究所特任研究員。

来歴

長野県出身[5]1977年日本大学松戸歯学部歯学科卒業と同時に渡米。アラバマ大学バーミングハム校メディカルセンター博士研究員となった。1983年、同医学系大学院博士課程修了。1986年、ドイツのマックス・プランク生物学研究所感染症部門上級研究員となり、1991年、アラバマ大学バーミングハム校メディカルセンター教授。1994年、大阪大学微生物病研究所教授。2003年東京大学医科学研究所教授、2011年、同所長や同国際粘膜ワクチン開発研究センター長などを歴任し、東京大学より名誉教授の称号を受けた[6]

2003年日本ワクチン学会理事長、2015年腸内細菌学会理事長、2019年日本免疫学会理事長なども務めた。

業績

1980年に、腸管の粘膜に免疫機構が存在することを発見し、粘膜免疫のための粘膜T細胞上皮細胞の相互作用、γyとαβT細胞による粘膜免疫と経口免疫寛容の誘導・制御機構、粘膜ワクチンの開発について研究し、2007年に「飲むワクチン」の新たな技術を開発した。

著書

など

所属学会

など

関連項目

脚注

  1. ^ 高橋賞、高橋奨励賞 歴代受賞者・受賞研究題名一覧”. 日本ワクチン学会 (2007年12月10日). 2007年12月10日閲覧。
  2. ^ 清野 宏 先生の野口英世記念医学賞ご受賞”. 腸内細菌学会 (2008年11月10日). 2008年11月10日閲覧。
  3. ^ 清野 宏 – CHIBADAI NEXT”. 千葉大学 (2020年4月1日). 2020年4月1日閲覧。
  4. ^ 有効で安全・安心な粘膜ワクチンの実用化により社会貢献を目指す!AMED「ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業」に採択”. 千葉大学 (2022年8月26日). 2022年8月26日閲覧。
  5. ^ 日本学士院賞授賞の決定について
  6. ^ 名誉教授

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