深谷賢治とは? わかりやすく解説

深谷賢治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/27 08:14 UTC 版)

ふかや けんじ
深谷 賢治
日本学士院より公表された肖像
生誕 (1959-03-12) 1959年3月12日(66歳)
日本 愛知県名古屋市
国籍 日本
研究分野 幾何学
研究機関 ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校
清華大学
出身校 東京大学大学院理学系研究科修士課程修了
主な受賞歴 日本学士院賞
朝日賞
ショウ賞数学部門(2025)
プロジェクト:人物伝
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深谷 賢治(ふかや けんじ、1959年3月12日 - )は、日本数学者[1]。専門は幾何学で、リーマン多様体の崩壊、アーノルド予想の解決、ミラー対称性予想への貢献、深谷圏英語版(A∞圏)の定義等の業績がある。学位博士(1986年)。ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校教授。2009年より日本学士院会員[2]

来歴

2002年(左)

愛知県名古屋市生まれ、神奈川県横浜市育ち[3]横浜市立斎藤分小学校横浜市立六角橋中学校神奈川県立横浜翠嵐高等学校を経て[3]、1981年東京大学理学部数学科卒業。1983年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了[3]。同年より東京大学助手となり[3]、1986年東京大学から理学博士学位を取得[4]。1987年東京大学助教授、1994年より京都大学理学部数学科教授[4]

専門は、最初の頃は大域リーマン幾何学(空間の「曲がり方」を調べる分野)、その後、ゲージ理論(数学的側面は近年位相幾何学にも応用されている)も研究し、現在の専門はシンプレクティック幾何学(解析力学の数学的基礎でその大域的な側面を研究)。

受賞・講演歴

著作

  • 『数学者の視点』岩波書店〈岩波科学ライブラリー〉、1996年。 
  • 『これからの幾何学』日本評論社、1998年。 
  • 『電磁場とベクトル解析』岩波書店〈現代数学への入門〉、2004年。 
  • 『解析力学と微分形式』岩波書店〈現代数学への入門〉、2004年。 
  • 『双曲幾何』岩波書店〈現代数学への入門〉、2004年。 
  • 『シンプレクティック幾何学』岩波書店、2008年。 
  • 『ミラー対称性入門』日本評論社、2009年。 
  • 伊藤 雄二(編) 編『ゲージ理論とトポロジー』丸善出版〈シュプリンガー現代数学シリーズ〉、2012年。 

関連項目

脚注

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