液晶とリール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/01 15:34 UTC 版)
「カイジ (パチスロ)」の記事における「液晶とリール」の解説
パチスロ史上初の液晶を台の中心に置いた全面液晶機となっている。本来のリールを小型化して上部に置き、従来リールがあった位置には液晶が置かれている。簡易メインリールを上部に置いた台は『キングキャメル』(サミー)が最初だが、液晶の代わりに演出用のドリームリールが置かれた台であった。 液晶の内部にも擬似リールがあるが、通常のパチスロのリールとは異なり、3×3の9リール、8ライン(横の上中下段、縦の左中右列、斜め右上がり・右下がり)となっている。簡易メインリールも8ラインであるが、こちらは通常通り3リールで、すべてのリールで上段か下段のどちらかに絵柄が止まると当たりとなる変則タイプになっている。また、スベリコマ数の関係でレア小役に相当する左リール「遠藤」図柄(通常パチスロのチェリー役に相当)の蹴飛ばし処理の便宜上、業界初の中段ラインが無効なパチスロ機ともなっている。 液晶擬似リールで絵柄が揃うと払い出しがあるが、そのときには上部メインリールでも払い出し枚数に対応する絵柄が揃っている。ただし、簡易メインリールでは6枚小役の単独揃いなのに液晶擬似リールでは2枚小役と4枚小役の重複揃いになることもあり、ハイチャンスとなる。簡易メインリールの小役は6枚と3枚、1リール確定小役(1枚、実際の払い出しは4ライン重複で4枚)の単独揃いしかないため、重複揃いは液晶擬似リールのみの演出である。簡易メインリールの小役の入賞組み合わせは3つ揃いではなく、小役が入賞したことを分かりづらくして液晶擬似リールに重点を置くようにしている。また、液晶擬似リールは発生する演出によっては小型化され、隅に追いやられることもある。なお、当時のAT機などのように、変則打ちを行うと擬似リールの出目を限定できた(これにより、演出を待たず擬似リール上のリーチ目でボーナスを察知することも可能)。但し、変則打ちでは左リールを目押ししないと3枚役を取りこぼす可能性がある。 ボーナスが揃えられる状態になったときは、液晶に「上を目押ししてね」と表示される(されないこともある)。簡易メインリールでボーナス絵柄(BIGは赤7の3つ揃い、REGは赤7・赤7・BAR)が揃わないとボーナスを発動させることができないからである。簡易メインリールの赤7とBAR以外の絵柄は灰色1色で描かれているためボーナス絵柄の視認性は高いが、リールのコマ数(13コマ)とスベリコマ数(最大2コマ)が独特であり、カイジの目押しタイミングに慣れていない人にはボーナス絵柄が揃えづらい。
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