涙のドライヴとは? わかりやすく解説

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涙のドライヴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/20 10:14 UTC 版)

涙のドライヴ
弘田三枝子シングル
A面 涙のドライヴ
B面 さざ波のバラード
リリース
規格 7インチシングル盤
ジャンル ポピュラー・ソング
時間
レーベル 日本コロムビア
作詞・作曲 橋本淳(作詞)
筒美京平(作曲)
弘田三枝子 シングル 年表
枯葉のうわさ
(1967年)
涙のドライヴ
(1968年)
渚の天使
(1968年)
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涙のドライヴ」(なみだのドライヴ)は、1968年3月15日に発売された弘田三枝子のシングル(規格品番:P-10)。

解説

チェンバログロッケンユニゾンハープが絡む美しいアレンジは「渚のうわさ」の流れを汲み後のいしだあゆみ南沙織小林麻美などの女性アーティストへ引き継がれる[1]ト長調である。

本作の詩世界は後の小林麻美「初恋のメロディー」の下敷きとなっている(作詩はいずれも橋本淳[1]

B面曲「さざ波のバラード」は、歌唱力を生かしたハ短調のロッカバラード江藤勲をはじめとするジャズ畑のミュージシャンが作り出す当時のサウンドは、ピック弾きのパーカッシヴな音やR&Bの独自の解釈によるフレーズベースとブラシで演奏するオカズの多いドラムで独特のノリを生む[1]44拍子で記譜すると三連符を多用せねばならないため、 128拍子で記譜されることもある。

オリジナル7インチシングル盤歌詩カードには、詩と共にA・B面曲各々のメロディーが印刷されている[2]

当初、「渚のうわさ」「枯葉のうわさ」に続く “うわさシリーズ” として「春風のうわさ」と云う作品が1967年に録音されたが、リリースされたのは本作であった。これは〝単に「涙のドライヴ」の完成度が高かったため発売を見送ったのでしょう〟と当時の担当ディレクターであった東元晃の証言による[3]。お蔵入りとなっていた「春風のうわさ」は録音から36年後の2001年CD-BOX『弘田三枝子・これくしょん マイ・メモリィ〜ミコより愛をこめて』に収録され日の目を見た[3][4]

収録曲

※原出典においては「作詞」が「作詩」と表記されている。

  1. 涙のドライヴ [03:06]
  2. さざ波のバラード [03:05]

演奏者

  • A面:コロムビア・オール・スターズ
  • B面:コロムビア・オール・スターズ、ボン・クール[2]

スタッフ

  • 制作担当:東元晃

脚注

  1. ^ a b c 橘高充『弘田三枝子 筒美京平ウルトラ・ベスト・トラックス』(CD Liner notes)弘田三枝子日本コロムビア東京虎ノ門、1998年1月21日。COCA-14814。 
  2. ^ a b 7インチシングル盤 規格品番:P-10 歌詩カードより。
  3. ^ a b 合田道人『弘田三枝子・これくしょん マイ・メモリィ〜ミコより愛をこめて』(CD Booklet)弘田三枝子日本コロムビア東京虎ノ門、2001年8月1日。COCP-31461/66 (CD-BOX)。 
  4. ^ 音楽の森 music Forest データベース検索より「春風のうわさ」ISRC:JPCO06708220

関連項目




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