消毒薬としての利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/24 05:03 UTC 版)
過酢酸は殺菌消毒薬として使用され、6% 溶液がアセサイドという商品名で販売されている。主に医療器具の滅菌、殺菌、消毒に 0.2%–0.3% の濃度で用いられる。ほとんど全ての細菌、真菌、芽胞、ウイルスに対しグルタルアルデヒドと同等かそれ以上の効果を示すが、グルタルアルデヒドと違い、人体に対する感作性やアレルギー性、変異原性が低い。分解生成物は酢酸、過酸化水素で、過酸化水素は最終的に水と酸素に分解される。 過酢酸は、炭疽菌に代表される芽胞にも有効であり、グルタルアルデヒド、ホルムアルデヒド、次亜塩素酸ナトリウム、過酸化水素とともに世界保健機関 (WHO) が炭疽菌の消毒薬として推奨するもののひとつとなっている。
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