海大校長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 05:43 UTC 版)
大谷は海軍大学校甲種学生課程を経ていない異色の海大校長であった。水雷戦術の大家であり、艦隊勤務を重視していた大谷は「海軍大学校を出ても役に立たぬ」と公言していた。しかし実際に着任してからは認識を改めている。海大の教官を務めた福田良三は、「海大の教育は思索と瞬間的判断の訓練が行われ、的確な状況判断とそれを断行する勇気を身につけさせるのが趣旨で、海大を出たらすぐに役立つ教育をしていたわけではないことが理解されたからではないか」と述べている。なお大谷は図上演習の指揮官役で、経験から培った優れた判断を示し学生達を感心させている。
※この「海大校長」の解説は、「大谷幸四郎」の解説の一部です。
「海大校長」を含む「大谷幸四郎」の記事については、「大谷幸四郎」の概要を参照ください。
- 海大校長のページへのリンク