波自加弥神社とは? わかりやすく解説

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波自加弥神社

読み方:ハジカミジンジャ(hajikamijinja)

別名 やわた宮

教団 神社本庁

所在 石川県金沢市

祭神 波自加弥神 ほか

神社名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

波自加弥神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/25 00:45 UTC 版)

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波自加弥神社
所在地 石川県金沢市二日市町カ186番地
位置 北緯36度38分3.35秒
東経136度42分53.67秒
座標: 北緯36度38分3.35秒 東経136度42分53.67秒
主祭神 波自加弥神・正八幡神
社格 郷社式内社 (小)
創建 養老2年(718年)
例祭 4月11日
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波自加弥神社(はじかみじんじゃ)は、石川県金沢市二日市町カ186番地にある神社

概要

金沢市北部に位置する。表参道の入り口の鳥居付近には用水が流れ、用水の建設者を讃える碑が存在する。境内は全体に鬱蒼とした林に覆われている。山の斜面が参道になっており、社殿は小高い場所にある。

祭神は、『石川県神社誌』によると、波自加弥神と正八幡神

ただし、現地に設置されている石碑によると、祭神は、波自加弥神、天照大神応神天皇神功皇后仲哀天皇比咩大神少彦名神武甕槌神経津主神天児屋根神八坂刀売神建御名方神

境内には正一位八幡山稲荷社が存在。

また摂社として、諶兵堂(じんべえどう)もある。諶兵堂は、武内宿禰を祀る。

宮司は田近章嗣。また本人のブログによると社名の由来は、「歯で噛(か)んで辛(から)いものすなわち、ショウガ・ワサビ・サンショウなどの古語で、『薑・椒(はじかみ)』が語源」とのこと[1]

歴史

創建は養老2年(718年)。

延喜式では、国幣小社とされる。

寿永2年(1183年)の源平北国合戦のおり、兵火のため社殿すべてが焼失し、現在地の田鹿八幡宮(たじかはちまんぐう)に遷座され復合の神社となったが、のち、正四位上の神階(しんかい)をもつ波自加彌神が八幡神より上位と考えて、社名が今のものに変更された。 本来は現在地の2キロ後方山手にある四坊高坂町の黄金清水(こがねしょうず)に鎮座していた。

大正14年(1925年)には、郷社になる。

黄金清水

旧社地である四坊高坂町にある湧水黄金清水は、奈良時代、この地方が大干ばつに見舞われた時、国造(くにのみやつこ)が雨乞いのために当社に籠(こも)った。すると、37日目の満願日に霊水が湧き出して人民は救われた。人々は神に感謝し、供え物をしようと思いましたが、長く続いた旱魃(かんばつ)のため供える物がなかなか見つからず、たまたま干天下(かんてんか)にも自生していた生姜を捧げた。これが毎年6月15日に行われる、全国に類例のない「しょうが祭り」の起こりである、遠く江戸時代には、加賀・越中・能登の料理店主はすべてお参りしたといい。また、生姜の薬効から医薬の神としての信仰も篤く、薬師(くすし)も多く参詣したと伝えられ、現在もその趣旨は多くの人に受け継がれている。[2]

交通アクセス

脚注

  1. ^ 『はじめまして! 波自加彌神社の宮司でございみす』” (日本語). はじかみ神主のぶろぐ (2009年6月27日). 2020年11月25日閲覧。
  2. ^ 生姜の研究・商品開発に力を入れる永谷園によって、当神社の6月15日の大祭にあわせ日本記念日協会に「生姜の日」を登録・制定された。

参考文献

  • 『石川県神社誌』石川県神社庁編集(石川県神社庁発行、昭和51年)
  • 波自加弥社境内に設置されている1枚の石碑と、1枚の立て札の文章を参考にした。著者は、田近章嗣/記載なし(記載された年月日は、昭和60年1月/記載なし)



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