法人設立後(2013-)
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「とちぎメディカルセンター」の記事における「法人設立後(2013-)」の解説
一般財団法人とちぎメディカルセンター(略称:TMC)は、運営主体の異なる3つの病院の出身者で構成されたため、共同代表制を採用し、各病院の代表者が代表理事に就任した。また事業計画は単年度分しか策定しなかった。しかし、経営責任の明確化を栃木県議会が求めたため、後に理事長制へ移行し、副知事や大学病院関係者を歴代理事長に迎え入れて経営強化を図ることとなった。事業計画の面では金融機関からの融資を受けるために立てた中期経営計画を元に、償還と戦略的な経営を推進した。実勢は、設立初年度に入院患者減と統合に伴う経費増で経常赤字、翌2014年(平成26年)度は非課税法人から課税対象へ変化したことによる租税負担の発生で赤字が拡大するという厳しい船出となった。 一方、栃木市では、新病院の建設用地確保と造成、施設整備補助金の交付、運転資金の貸し付けを行ってTMCを支援した。そして2016年(平成28年)に下都賀総合病院を新築移転する形で「とちぎメディカルセンターしもつが」が開院し、とちの木病院は「とちぎメディカルセンターとちのき」へ、下都賀郡市医師会病院は「とちぎメディカルセンター総合医療支援センター」へ再編された。同年以降、入院患者数や介護老人保健施設の入所者数・通所者数が増加基調を示し、経常収支は2018年(平成30年)度に初の黒字を実現した。
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