河内・大和とは? わかりやすく解説

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河内大和

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/19 15:01 UTC 版)

こうち やまと
河内 大和
生年月日 (1978-12-03) 1978年12月3日(46歳)
出生地 山口県岩国市
身長 178cm
血液型 O型
職業 俳優
配偶者 既婚
所属劇団 G.GARAGE///(ジーガレージシェイクスピア道カンパニー)
事務所 COME TRUE
主な作品
舞台
『THE BEE』
ヘンリー五世
リチャード三世

テレビドラマ
VIVANT
映画
8番出口
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河内 大和(こうち やまと、1978年12月3日[1] - )は、日本の俳優山口県出身[1]。ジーガレージシェイクスピア道カンパニー「G.GARAGE///」を主宰するほか、芸能事務所「COME TRUE」に所属している[1]

主な出演作品は、映画『8番出口』、テレビドラマ『VIVANT』、舞台『THE BEE』『ヘンリー五世』『リチャード三世』『マクベス』『ハムレット』。

人物・略歴

山口県岩国市出身。山口県立岩国高等学校卒業。雪国に住んでみたいと受験した北海道大学に不合格となり、後期日程の新潟大学工学部建設学科に合格し、入学と同時に新潟大学演劇研究部に入部。演劇に傾倒し、4年目に一年休学したうえで大学は中退した[2]

休学と同じくして新潟市に大型のホール・りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)が建立され、俳優養成の劇団も立ち上がり、そこでシェイクスピアの作品『夏の夜の夢』に出会う[2]

アルバイトで生活しながら、2000年、『リチャード三世』(東京公演)のケイツビー役で俳優デビュー[2]。本格的に俳優活動を始める。

2004年より「りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ」の立ち上げから参加し、『マクベス』や『ハムレット』など、シェイクスピア作品の主役を数多く演じる[3]。27歳ごろに一度挫折して演劇から離れ実家に帰り、アルバイトや絵を描いて過ごしていたが、1年半後、再び新潟で俳優復帰。その後2010年より東京進出[1]したものの、東京への引っ越し2日目に東日本大震災に遭遇している[2]

2013年には、「シェイクスピアの道の極みを追い求めたい」との思いから、シェイクスピアカンパニー「G.GARAGE///(ジーガレージシェイクスピア道カンパニー)」[注 1]を立ち上げ、企画・演出も手がける。

2024年5月には、ルーマニアで2年に1度開催される「クライオヴァ国際シェイクスピアフェスティバル」にG.GARAGE///の作品『リチャード二世』が正式招聘され、世界から絶賛を博す。

2015年彩の国シェイクスピア・シリーズ第31弾『ヴェローナの二紳士』(演出:蜷川幸雄)にてシューリオ役を演じ[5]、以後、同シリーズでは2019年ヘンリー五世』(演出:吉田鋼太郎)でフルエリン大尉[6]2020年ヘンリー八世』(演出:同)でノーフォーク公爵を演じる[7]など出演を重ねる。また2021年には、演劇を始めた頃から憧れていた野田秀樹の舞台、NODA・MAP番外公演『THE BEE』のメインキャスト4人の中の1人に抜擢され、大きな反響を呼んだ[8][9]

2023年TBSテレビ日曜劇場『VIVANT』でテレビドラマ初出演を果たす[10]。同年、12月に芸能事務所「COME TRUE」に所属。

出演

舞台

映画

  • 短編『幕末陰陽師・花』(2021年、監督:谷口広樹) - 岩倉具視 役
  • 8番出口(2025年8月29日、監督:川村元気) - 歩く男 役[23]

テレビドラマ

バラエティ番組

脚注

注釈

  1. ^ ユニット名は、本人が宇宙と車(ガレージ)が好きであることに由来している[4]

出典

  1. ^ a b c d タレントリスト”. フロム・ファーストプロダクション. 2024年11月5日閲覧。
  2. ^ a b c d e 河内大和(インタビュアー:柳田通斉)「【VIVANT】ワニズ演じた河内大和 18歳から演劇→27歳で挫折→40歳までアルバイト「奇跡が続いて出演に」」『ENCOUNT』、2023年9月30日https://encount.press/archives/520402/2025年9月7日閲覧 
  3. ^ 能楽堂シェイクスピアシリーズ”. りゅーとぴあ. 2024年11月5日閲覧。
  4. ^ profile”. G.GARAGE///. 2024年11月4日閲覧。
  5. ^ 溝端淳平が女役に挑む、蜷川幸雄によるオールメール舞台『ヴェローナの二紳士』”. CINRA. (2015年6月23日). 2024年11月5日閲覧。
  6. ^ 吉田鋼太郎演出、松坂桃李主演/彩の国シェイクスピア・シリーズ第34弾『ヘンリー五世』開幕”. スパイス (2019年2月9日). 2024年11月5日閲覧。
  7. ^ a b 最強の王ふたたび―彩の国シェイクスピア・シリーズ『ヘンリー八世』ついに開幕【吉田鋼太郎 演出&出演、阿部 寛主演】”. PR TIMES (2022年9月17日). 2024年11月5日閲覧。
  8. ^ “役者ってこんなことが出来るのか”を体現し続ける俳優・河内大和”. ステージナタリー (2023年10月19日). 2024年11月5日閲覧。
  9. ^ a b NODA・MAP番外公演『THE BEE』阿部サダヲ、長澤まさみ、河内大和、川平慈英出演”. エンタステージ (2021年9月4日). 2024年11月6日閲覧。
  10. ^ 「VIVANT」ワニズ外務大臣はドラマ初出演だった 撮影後はベキが握手「温かさに涙」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース”. 2023年9月19日閲覧。
  11. ^ 『マクベス』公演情報”. りゅーとぴあ. 2024年11月6日閲覧。
  12. ^ 『冬物語』劇場版 ヨーロッパツアー&日本凱旋公演2008”. りゅーとぴあ. 2024年11月6日閲覧。
  13. ^ リチャード三世 東京芸術劇場”. 東京芸術劇場. 2024年11月6日閲覧。
  14. ^ 真夏の夜の夢 東京芸術劇場”. 東京芸術劇場. 2024年11月6日閲覧。
  15. ^ 藤原竜也「ばっちり締めたい」彩の国シェイクスピア最終作「終わりよければ~」開幕”. ステージナタリー (2021年5月13日). 2024年11月5日閲覧。
  16. ^ 【主演は竹中凌平】舞台『大正浪漫探偵譚 -エデンの歌姫-』上演決定【三浦海里、三井淳平、小坂涼太郎、大平峻也ら出演】”. Sparkle (2023年4月21日). 2024年11月6日閲覧。
  17. ^ アメリカの時計 KAAT神奈川芸術劇場”. KAAT神奈川芸術劇場. 2024年11月6日閲覧。
  18. ^ “河内大和のG.Garage///が「ヘンリー四世」二部作を一挙上演”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年10月4日). https://natalie.mu/stage/news/543586 2023年10月4日閲覧。 
  19. ^ Inc, Natasha. “ミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険」ジョジョ役は松下優也・有澤樟太郎、ディオ役に宮野真守(コメントあり)”. ステージナタリー. 2024年2月10日閲覧。
  20. ^ 宮沢りえが“女性に変身した青年貴族”演じる「オーランド」演出は栗山民也、共演にウエンツ瑛士ら”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年1月11日). 2024年1月11日閲覧。
  21. ^ 演出・美術・衣裳は河内大和、「ジュリアス・シーザー」90分に凝縮して上演”. ステージナタリー. ナターシャ (2025年2月7日). 2025年2月8日閲覧。
  22. ^ 「藤原竜也がマクベス、土屋太鳳がマクベス夫人に!彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd「マクベス」”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年11月28日). 2024年11月28日閲覧。
  23. ^ 二宮和也が実写映画「8番出口」の“迷う男”に、特報も解禁 監督は川村元気”. 映画ナタリー. ナターシャ (2025年3月28日). 2025年3月28日閲覧。
  24. ^ 日曜劇場『VIVANT』に檀れい、濱田岳、櫻井海音、河内大和、坂東彌十郎、林原めぐみ、西山潤、井上順ら19人が出演決定”. 2023年9月17日閲覧。
  25. ^ 日曜劇場「アンチヒーロー」岩田剛典ら40名の出演者が一挙発表”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年4月5日). 2024年4月5日閲覧。
  26. ^ 日曜劇場『アンチヒーロー』公式サイト 相関図”. 日曜劇場『アンチヒーロー』公式サイト. TBSテレビ (2024年5月19日). 2024年5月19日閲覧。

外部リンク





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