民間機としての運用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/27 03:01 UTC 版)
「キ11 (航空機)」の記事における「民間機としての運用」の解説
不採用決定後、試作機の一部が通信機として民間に払い下げられることになり、中島AN-1通信機の名が与えられた。試作3号機は大阪毎日/東京日日新聞社に払い下げられ、試作4号機(J-BBHA)は朝日新聞社に払い下げられた。民間に払い下げられるにあたって、主脚のスパッツがより細身のものに変更され、風防は密閉式に、プロペラも3枚から2枚に交換された。AN-1は三菱雁型通信機(九七式司令部偵察機の民間型)が登場するまでは日本最速の民間機で、後に神風号による訪欧飛行で有名になる飯沼正明飛行士は、本機で大阪 - 東京間で1時間30分の速度記録を1936年(昭和11年)3月に達成した。朝日新聞社においては、神風号の訪欧飛行の訓練に本機を用いている。
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