民具としての歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 17:42 UTC 版)
茶道具として考案された鉄瓶は次第に民具としても普及し、江戸中期から明治初期の草双紙の挿絵にも描かれている。日常生活では台所で大量の湯を沸かすときは釜、居室で茶を入れる程度の湯を沸かすときは鉄瓶が用いられるようになった。 第二次世界大戦後、高岡市などではアルミニウムを原料とする鍋、釜、火鉢などの製造が盛んになり、やかんも製造されるようになった。これらの製造で「釜鍋景気」と呼ばれる時期が数年間続いたが、この時期から鉄瓶はアルマイト製のやかんに代替されることとなった。 なお、上海の茶館などでは日本製の鉄瓶が販売されているが、喫茶提供には主にやかんが使用されている。
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