民主化・正副総統の直接選挙へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 07:05 UTC 版)
「台湾国民政府」の記事における「民主化・正副総統の直接選挙へ」の解説
1988年の蔣経国の死後、副総統であった李登輝(後の中国国民党主席)が総統に就任し、中華民国憲法増修条文制定と動員戡乱時期臨時条款の廃止、万年国会の解散など、台湾国民政府の民主化を本格的に推し進めていった。その帰結が、1996年3月23日に実施された中華民国史上初めての国民の直接選挙による正副総統の選出である。 これにより、中華民国政府が「中国全土を統治する政府」から「実効支配地域(自由地区)を代表する政府」へと事実上変化し、同時に1927年から続いてきた南京国民政府の国民党一党独裁政権が終焉を迎えた。これにより、台湾では選挙による政権交代が確立し、台湾住民の民意に基づいた民主的な政府へと変化することとなる。
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