民なき国の王女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 22:22 UTC 版)
旅の途中、イレイナは廃れている国を訪れる。一晩寝るための場所を探し、比較的元の形を保っている王宮に入ると、誰もいないと思っていたそこに一人の女性が現れる。そこにいたミラロゼ(声 - Lynn)という記憶喪失の魔女によると、残されていた手紙に夜になるとジャバリエという魔物が現れ、それは王女である彼女にしか倒せないと書かれていたという。ミラロゼが考案した作戦のための罠作りは手伝ったもののそれ以降のことは手伝わずにイレイナは去るが、心配で戻った彼女が見たものは、罠に填めたジャバリエを痛めつけることに歓喜するミラロゼの姿だった。実はミラロゼはかつて愛する料理人の子を妊娠したが、王である父には身分の違いから結婚を認められず、恋人を目前で火炙りにされたうえに胎児も殺害されており、その恨みから父に呪いをかけて魔物に変え、国を滅ぼさせて大事なものを失うという絶望を父に味わせていた。翌日、イレイナは「旅をしてみようかしら」と言うミラロゼと別れ、旅を再開するのだった。
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