母マジックストーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 07:43 UTC 版)
「ラキシス (競走馬)」の記事における「母マジックストーム」の解説
母馬の*マジックストーム(Magic Storm)は1999年にアメリカ合衆国で生まれたサラブレッドで、ウェイン・ルーカス調教師のもとで競走生活を送った。2001年に2歳となるこの世代のアメリカ牝馬では、東海岸の2歳牝馬路線でユー(You)とキャッシャーズドリーム(Cashier's Dream)が争っていて、マジックストームは両馬から離れた3番手の評価だった。マジックストームは8月にアディロンダックステークス(en:Adirondack Stakes、G3・ダート7ハロン(≒1408m))に出走し、レコード勝ちをしたユー(You)とキャッシャーズドリーム(Cashier's Dream)から15馬身1⁄4離された3着に入った。2週間後のスピナウェイステークスは夏のアメリカ東海岸を代表する2歳牝馬のG1競走だが、キャッシャーズドリームが後続を6馬身ちぎり、マジックストームは離された3着に入った。 1年後の2002年8月、マジックストームはモンマスオークス(G2・ダート9ハロン(≒1810m))を最低人気で勝ち、ステークスウィナーになった。過去2年連続で、モンマスオークスの優勝馬がその年のBCディスタフを勝っていたことからマジックストームを穴馬視するむきもあったが、マジックストームは結局BCディスタフには出なかった。 マジックストームは繁殖牝馬として数シーズンをアメリカで過ごしたが、2007年の11月にキーンランドで行われた繁殖牝馬セールで競りにかけられ、ノーザンファーム社長の吉田勝己が50万ドルで落札した。このときマジックストームはアメリカの種牡馬マライアズモンの子を孕んでおり、日本で生まれたエスケープマジックは、準オープン級の勝ち鞍がある。 エスケープマジックのあと、1年をあけて2010年に誕生したのが本馬ラキシスである。
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