殲撃六型 (殲-6, J-6, F-6)
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「MiG-19 (航空機)」の記事における「殲撃六型 (殲-6, J-6, F-6)」の解説
中華人民共和国でライセンス生産された機体。複座の殲教六型(JJ-6、FT-6)や偵察機型の殲偵六型(JZ-6)など多くの発展型が開発され、各国に輸出された。本機はよく「MiG-19Sのコピー」といわれ両機はしばしば混同されているが、実際は搭載エンジンや機器などが異なる。搭載エンジンとの互換性の問題で、殲撃六型はMiG-19Sとは機種部の空気取り入れ口の形状が異なっており、また殲撃六型の後期型では垂直尾翼にドラッグシュート収納部が移設されているなどといった外見上の差異がみられる。また、初期型を除く多くの殲撃六型では、機関砲ノズルの形状もMiG-19Sとは異なっている。そのほか、中華人民共和国はソ連と断絶したアルバニアから複数のMiG-19PMを入手することに成功したといわれる。そこから中華人民共和国にもレーダー技術が齎されることとなった。量産されたレーダー搭載型としては殲撃六型甲型(F-6A)、殲撃六型乙型(F-6B)がある。なお最も多く生産されたレーダー非装備型は殲撃六型丙型(F-6C)、ショックコーンを装備し空気取り入れ口を大型化した発展型は殲撃六型新型(J-6Xin)と呼ばれる。
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