死後の裏切りと欲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 20:31 UTC 版)
ボブは喫煙者であり、また筆洗油に含まれるベンゼンに曝露したこともあり、生前から健康にすぐれず、1995年に52歳で死去。ボブ・ロスの死後、Bob Ross Inc.におけるボブのビジネスパートナーであったコワルスキー夫妻が、ボブ・ロスの作品、名前の使用権、肖像権も含めた一切の権利を取得した。 ボブ・ロスの遺産を管理するBob Ross Inc.を経営するコワルスキー夫妻は、ボブ・ロスの遺族である息子のスティーブ・ロスおよび兄弟のジミー・コックスとの裁判において、テレビ画家であるボブ・ロスの作品は「職務著作」であるため、遺族にはその遺産を受け取る権利がないと主張した。「ロス」の名前の権利を持つBob Ross Inc.社長のジョアン・コワルスキーは、スティーブ・ロスが「ロス」の名称を公に名乗って画家としてのキャリアを再開することを許可することと引き換えに、ボブ・ロスの権利を独占することで2010年代に和解(つまり、遺族は裁判に負けた)。同時に、絵画と関係ない幅広い製品に対して「ボブ・ロス」の名称の使用を許諾するマーケティングを開始した。 2021年、Netflixはコワルスキーの裏切りと欲をテーマにしたドキュメンタリー『ボブ・ロス: 楽しいアクシデント、裏切りと欲』を公開した。
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