死の島 (ラフマニノフ)とは? わかりやすく解説

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死の島 (ラフマニノフ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/05/12 15:52 UTC 版)

死の島』(しのしま、Toteninsel作品29は、セルゲイ・ラフマニノフ1909年に作曲した交響詩スイス画家アルノルト・ベックリン同名の油彩画に基づく標題音楽であるが、作曲当時のラフマニノフは原画を知らず、マックス・クリンガーの「死の島(ベックリンの原画による)」というモノクロの銅版画から霊感を得た。後に原画を見る機会を得て、予想していたより明るい色調に衝撃を受け、「これを見ていたらあの曲は書かなかっただろう」と述懐したという。

初演

1909年4月18日モスクワにて作曲者の指揮により初演。

編成

構成

3/4拍子の中間部を除いて、一貫した5/8拍子の繰り返しにより、不安にうねる波と舟の漕ぎ手の動きが描写されている。コーダでは死を示唆して、他の作品でもラフマニノフが好んでしたように、グレゴリオ聖歌怒りの日》が引用されている。




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