歴史: Java 6.0以前の利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/02 16:40 UTC 版)
「SwingWorker」の記事における「歴史: Java 6.0以前の利用」の解説
SwingWorkerはJava 6.0になってはじめてJava SEの一部となった。Sunはそれ以前のJDKにおいて使われるべきバージョンをリリースしてきたが、それらはJava SEの一部ではない非公式なバージョンであって、標準ライブラリのドキュメントでは言及されていなかった。これらの古いバージョンの中で最も新しいものは2003年以降のもので、しばしば SwingWorker version 3と呼ばれる。残念なことに、JDK 6.0 の SwingWorker と Version 3 の SwingWorker は異なるメソッド名を使っているため、非互換である。Java 6以前ではバックポート版(後述)の利用が推奨される。 SwingWorker 3 をインスタンス化する例を以下に示す: SwingWorker worker = new SwingWorker() { public Object construct() { ... //バックグラウンドスレッドのコードを追加する } public void finished() { ... //ここに書いたコードはUI側のスレッドで走る } }; worker.start(); //バックグラウンドスレッドを開始する start()メソッドがconstruct()メソッドに追加されたコードを別スレッドで実行する。バックグラウンドスレッドが終わった時に通知を受けるには、finished()をオーバーライドするだけで良い。construct()メソッドは戻り値を返すことができ、この戻り値は後でSwingWorkerの get()メソッドを使って取得できる。
※この「歴史: Java 6.0以前の利用」の解説は、「SwingWorker」の解説の一部です。
「歴史: Java 6.0以前の利用」を含む「SwingWorker」の記事については、「SwingWorker」の概要を参照ください。
- 歴史: Java 6.0以前の利用のページへのリンク