歴代校長とその時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 06:16 UTC 版)
「渋谷区立千駄谷小学校」の記事における「歴代校長とその時代」の解説
初代 劉朝 - 教員3名をもって発足したのであるが児童数は不明である。しかしこれに合体した小菅学校の児童は『千駄ヶ谷町勢一覧』に60余名を算したとあるから、少なくとも渋谷小学校と大差ない規模であったと思われるが、その詳細は明らかでない。本校の特色としてあげ得るものは裁縫科の併設があってこれが好評を博し、1878年(明治11年)にはこのために校舎の増築を行っている。 第二代 安木健吉 第三代 小菅用八 - 本校開設以前から本地域の庶民への教育を行ってきた功労者であるが、現在の渋谷区域において私塾の経営者が公立学校の校長となった例は、彼の他には絶無である点から考えても、彼は余程の努力家であったと思われる。あえて彼の名をあげたのは、彼の在任中が千駄ヶ谷学校の最も多難な時代であったため。暴風雨による校舎の倒壊、仮校舎と仮分校の設置、仮校舎の燃出、仮分校の増築、新校舎の建設移転等僅か3年半の間の変遷は、まことに目まぐるしいものがあり、地元の協力と合わせて学校経営上の才覚がなければ、この状況を切り抜けることは困難であったといわなければならない。
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