正月の期間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 00:21 UTC 版)
「正月」とは、本来は旧暦1月の別名である。改暦後は新暦1月を意味する。 現在は「三が日」または「松の内」という意味で使用することがある。 松の内は元々は1月15日までだったが、現在は1月7日までとすることが多くなっている。寛文2年1月6日 (旧暦)、江戸幕府により1月7日 (旧暦)を以ての飾り納めが指示される。最初の通達が江戸の城下に町触として発せられており、それに倣った風習が徐々に関東を中心に広まったと考えられる。幕末の考証家である喜田川守貞は、この時同時に左義長も禁止されていることから、松の内短縮発令の理由をこの火祭りによる火災の予防の一環だとしている。 1月15日を小正月(こしょうがつ)と呼ぶ。小正月に対しては通常の正月(元日)を「大正月」(おおしょうがつ)という。大正月はまた大年(おおどし)、男の正月と呼ぶのに対して、小正月を小年(こどし)、女の正月と言うところもある。 1月20日までを正月とすることもあり、1月20日を「二十日正月」(はつかしょうがつ)と呼ぶ。地方によっては1月30日を「三十日正月」(みそかしょうがつ)という。 12月8日を「正月事始め」と称して、正月準備が始まる。
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