歌劇『ペネロープ』(Pénélope)全3幕(1907年 - 1912年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 14:15 UTC 版)
「ガブリエル・フォーレ」の記事における「歌劇『ペネロープ』(Pénélope)全3幕(1907年 - 1912年)」の解説
ギリシア叙事詩『オデュッセイア』に基づく、ルネ・フォーショワの台本による。1913年3月、レオン・ジェアン指揮によりモンテカルロで初演、同年5月のパリ初演で大きな成功を収めた。フォーレは1905年にフランス国立音楽・演劇学校の学長に就任しており、以降年2か月間の休暇中に集中して作曲している。このため『ペネロープ』の作曲期間は実質10か月程度と見られる。初演に間に合わせるために、第2幕の第2場以降および第3幕の最後の場面のオーケストレーションについて、フェルナン・ペクー(ヴァンサン・ダンディの弟子)の手を借りたことが認められる。フォーレの後期様式を決定づける重要な作品であるが、めったに上演されない。
※この「歌劇『ペネロープ』(Pénélope)全3幕(1907年 - 1912年)」の解説は、「ガブリエル・フォーレ」の解説の一部です。
「歌劇『ペネロープ』(Pénélope)全3幕(1907年 - 1912年)」を含む「ガブリエル・フォーレ」の記事については、「ガブリエル・フォーレ」の概要を参照ください。
- 歌劇『ペネロープ』全3幕のページへのリンク