橋本 和とは? わかりやすく解説

橋本和

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/29 06:24 UTC 版)

橋本 和
名前
愛称 ワタル
カタカナ ハシモト ワタル
ラテン文字 HASHIMOTO Wataru
基本情報
国籍 日本
生年月日 (1986-09-14) 1986年9月14日(37歳)
出身地 滋賀県長浜市(旧高月町
身長 181cm
体重 72kg
選手情報
ポジション DF (SB)
利き足 左足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2009-2014 柏レイソル 135 (5)
2015-2016 浦和レッドダイヤモンズ 7 (0)
2016 ヴィッセル神戸 (loan) 14 (0)
2017-2020 ヴィッセル神戸 31 (1)
2020-2022 FC岐阜 66 (3)
1. 国内リーグ戦に限る。2022年11月20日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

橋本 和(はしもと わたる、1986年9月14日)は、滋賀県伊香郡高月町(現長浜市)出身のサッカー選手。ポジションはディフェンダーSB)。

来歴

父の影響で幼い頃からサッカーに親しみ、小学2年生の時に地元のクラブチームへ入団[1]。利き手は右だが、物心がついた時から左足でボールを蹴っていた[1]

高月町立高月中学校に入学後、サッカー部がなかったことから、小学生時代の指導者が立ち上げたジュニアユースのクラブチーム「バーニングブラッドFC」へ入団[1]。中学3年生の秋、青森山田高等学校のセレクションに合格し、特待生として進学した[1]。同校サッカー部の同級生に盛礼良レオナルド那須川将大がいた。

高校卒業後は、大阪体育大学に進学。同級生に田所諒松尾元太がいた。2005年2006年には、関西学生選抜としてデンソーチャレンジカップに出場[2]2008年総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントで優勝を飾った。

2009年柏レイソルへ新加入する。同年のJ1第31節清水エスパルス戦で公式戦初出場。

2010年J2の舞台で出場機会を増やし、リーグ戦29試合に出場。クラブ初のJ2優勝、J1復帰に貢献した。

2011年、左膝靭帯損傷による出遅れもあり、新加入のジョルジ・ワグネルに左サイドバックのレギュラーポジションを奪われてしまう[3]。復帰後は途中出場が多く、J1第14節横浜F・マリノス戦では「高校3年生以来」となるセンターバックも務めたが[4]、ワグネルが左サイドハーフにコンバートされたシーズン中盤に再びレギュラーを奪取した[3]。J1優勝の懸かった最終節浦和レッズ戦で、前半38分にコーナーキックのこぼれ球をオーバーヘッドキック気味のシュートでゴールへ流し込み、Jリーグ初得点を記録。結果として、これがクラブ初のJ1優勝を決める決勝点となった。

2012年日本代表候補に初選出されたが、負傷によりキャンプには参加出来なかった[5]。リーグ戦では引き続きレギュラーとして25試合に出場し、37年ぶりの天皇杯制覇も達成した。

2013年は、開幕前に右脛骨遷延性骨折で離脱したため[6]、中断期間明けの6月23日に行われたヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦・広島戦でシーズン初出場を果たした。復帰以降は左サイドバックや左ウイングバックのポジションを掴み、出場停止や負傷を除いてほぼ全ての試合に出場した。

2014年12月12日、浦和レッドダイヤモンズへ完全移籍することが発表された。

2016年7月6日、ヴィッセル神戸へ期限付き移籍することが発表された[7][8]。浦和ではほとんど出場機会を得られなかったが、神戸移籍後は熟知するネルシーニョ監督のもと、すぐさま左サイドバックのレギュラーポジションを確保し、攻守に安定感のあるプレーでクラブの2ndステージ上位進出に貢献した。シーズン終了後に浦和から神戸に完全移籍で加入することが発表された。

2020年1月6日、FC岐阜へ完全移籍することが発表された[9]。2022年11月16日、契約満了による退団が発表された[10]

2024年4月14日、FC岐阜サッカースクールのアシスタントコーチに就任[11]。4月27日には、FC岐阜SECONDに選手登録される[12]

人物

所属クラブ

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2007 大体大 - - - 0 0 0 0
2008 4 - - 3 0 3 0
2009 22 J1 4 0 0 0 1 0 5 0
2010 J2 29 0 - 2 0 31 0
2011 J1 25 1 0 0 3 1 28 2
2012 25 1 4 0 5 0 34 1
2013 20 0 4 0 3 0 27 0
2014 32 3 9 1 2 2 43 6
2015 浦和 33 6 0 2 0 2 1 12 1
2016 1 0 - - 1 0
神戸 44 14 0 0 0 3 0 17 0
2017 22 14 1 5 0 1 0 20 1
2018 14 0 3 0 0 0 17 0
2019 32 3 0 4 0 1 0 8 0
2020 岐阜 2 J3 30 3 - - 30 3
2021 26 0 - 1 0 27 0
2022 4 10 0 - 2 0 12 0
通算 日本 J1 158 6 31 1 21 4 210 11
日本 J2 29 0 - 2 0 31 0
日本 J3 66 3 - 3 0 69 3
日本 - - 3 0 3 0
総通算 253 9 31 1 29 4 313 14

その他の公式戦

国際大会個人成績 FIFA
年度 クラブ 背番号 出場 得点 出場 得点
AFCACLクラブW杯
2011 22 - 4 0
2012 3 0 -
2013 4 0 -
2015 浦和 33 5 0 -
2016 2 0 -
通算 AFC 9 0 4 0

その他の国際公式戦


タイトル

青森山田高等学校
大阪体育大学
柏レイソル
浦和レッズ
  • Jリーグ ディビジョン1 1stステージ:2015年

代表歴

  • 2012年 日本代表候補

脚注

  1. ^ a b c d on the way Player's Biography 06 橋本和 - 柏レイソル公式サイト
  2. ^ 大阪体育大学 橋本和選手 新加入内定 - 柏レイソル公式サイト 2008年10月10日
  3. ^ a b 柏レイソル初優勝の原動力を探る(1)巧みな選手操縦術 by 藤江直人 - スポーツタイムズ通信社 2011年12月 5日
  4. ^ 2011 Jリーグディビジョン1 第14節 - 柏レイソル公式サイト 2011年6月11日
  5. ^ 日本代表候補トレーニングキャンプ(4/23〜25@千葉)選手変更のお知らせ - 日本サッカー協会公式サイト 2012年4月23日
  6. ^ 橋本 和選手の負傷について 2013年3月3日付
  7. ^ 浦和レッズよりDF橋本和選手 期限付き移籍加入決定のお知らせ”. ヴィッセル神戸. 2016年7月6日閲覧。
  8. ^ 橋本 和 ヴィッセル神戸へ期限付き移籍のお知らせ”. 浦和レッドダイヤモンズ. 2016年7月6日閲覧。
  9. ^ 橋本和選手、ヴィッセル神戸(J1)より完全移籍加入のお知らせ”. FC岐阜 (2020年1月16日). 2020年1月16日閲覧。
  10. ^ 橋本和選手、契約満了のお知らせ”. FC岐阜 (2022年11月16日). 2022年11月16日閲覧。
  11. ^ 橋本和氏、サッカースクールのアシスタントコーチ就任のお知らせ”. FC岐阜 (2024年4月8日). 2024年4月8日閲覧。
  12. ^ 橋本和氏、FC岐阜SECONDに選手登録のお知らせ”. FC岐阜 (2024年4月27日). 2024年4月27日閲覧。
  13. ^ 橋本和選手が入籍 - 柏レイソル公式サイト 2012年3月9日
  14. ^ 柏DF橋本がパパに…元なでしこ戦士との間に女の子誕生
  15. ^ 柏レイソル:新体制発表会見での新加入選手コメント - J's Goal 2009年1月19日
  16. ^ FOOTBALL365日 : 小学校訪問 - スポーツ報知サッカー担当記者リレー日記 2011年10月21日

関連項目

外部リンク


「橋本和」の例文・使い方・用例・文例

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