樽見の大ザクラとは? わかりやすく解説

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樽見の大ザクラ

名称: 樽見の大ザクラ
ふりがな たるみのおおざくら
種別 天然記念物
種別2:
都道府県 兵庫県
市区町村 養父市大屋町
管理団体
指定年月日 1951.06.09(昭和26.06.09)
指定基準 植1
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: 高さ約20メートル目通り幹囲5.15メートル根廻り約8メートル地上約2メートルのところで数個にわかれ、また樹幹凹凸甚しい。すでに損の個所多く樹勢はやや衰えているがヒガンザクラ巨樹として有数のものである

樽見の大ザクラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 07:58 UTC 版)

樽見の大ザクラ
所在地 兵庫県養父市大屋町樽見
樹種 エドヒガン (C.spachiana)
管理者 国の天然記念物
ウェブサイト 樽見の大桜
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樽見の大ザクラ(たるみのおおザクラ)とは、兵庫県養父市大屋町樽見にあるエドヒガン一本桜。「仙人の桜」の意味で別名「仙桜」とも呼ばれ、国の天然記念物に指定されている。

特徴

斜面から見上げた大桜
西側斜面から

2020年時点で樹齢1000年を超えるともいわれる[1]。毎年4月中旬頃に開花し、多くの観光客が鑑賞するために訪れる。兵庫県下で最大の大桜で、全国でも樹齢、幹周ともに10指に入る。1951年(昭和26年)6月9日に国の天然記念物に指定された[1]

もっとも盛んであったと言われていた時代は、江戸時代元禄の頃(17世紀末から18世紀初)で、樹冠20四方にわたり、出石藩小出英安も遊覧したという記録がある[1]。また出石藩と生野代官所の管轄の境界を示すために植えられたものとも伝わる[2]

山の神依代」と信仰されて大切に保存され、かつては樹高が20mはあったという[2]。2020年時点で樹高13.8m、根回り7m、目通り幹周6.3mである[1]。1967年頃から樹勢が衰退し、1993年には桜の花や葉がさらに減少し、樹木の幹や枝だけが目立つほどになった[1]。1997年から樹木医による土壌改良や不定根の育成といった治療が施され[1]、2020年時点で樹勢は大幅に改善している[1]

交通

脚注

  1. ^ a b c d e f g 樽見の大桜の見学”. www.city.yabu.hyogo.jp. 養父市. 2024年2月12日閲覧。
  2. ^ a b 室井綽「樽見の大ザクラ」(『日本の天然記念物』、講談社、所収)。

参考文献

  • 『日本の天然記念物』、講談社、1995年ISBN 4-06-180589-4

外部リンク

座標: 北緯35度20分51.5秒 東経134度42分39.8秒 / 北緯35.347639度 東経134.711056度 / 35.347639; 134.711056



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