構成言語と共通の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 00:55 UTC 版)
「アルタイ諸語」の記事における「構成言語と共通の特徴」の解説
アルタイ諸語であることが広く認められている言語グループには以下の3つがある。これらそれぞれの中での系統関係は実証されているが、これらの間の系統関係については決着を見てはいない。 チュルク語族(アルタイ語、トルコ語、ウイグル語、ウズベク語、カザフ語、キルギス語、トゥバ語など) モンゴル語族(モンゴル語、オイラート語、ブリヤート語など) ツングース語族(エヴェンキ語、満州語など) これらの言語グループにはいくつかの重要な共通の特徴が見られる。 母音調和を行う 膠着語である 原則としてSOV型(主語 - 目的語 - 述語)の語順をとる 語頭にR音が立つことを嫌い、固有語にR音で始まる語をほとんど持たない などの諸点である。 広義には、日琉語族(日本語、琉球語)と朝鮮語族(朝鮮語、済州語)もアルタイ諸語である。 上記特徴のうち母音調和だけは日本語と朝鮮語が欠いているものだが、朝鮮語については過去に明らかな母音調和があった(中期朝鮮語)ことが知られている。また、日本語についても、過去に母音調和を行っていた痕跡が見られるとする主張もある(有坂池上法則など)。
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