構成要素の順序
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 01:25 UTC 版)
姓名の構成要素の順序についても、民族・文化圏・使われる場面などにより異なることが知られている。例えば、ヨーロッパ諸国やアメリカ合衆国では、日常的な文書や会話などでは、名前は名→姓の順をとることが多い。ただし、公的文書や学術文書などにおいては順序が逆転することがある。姓を前置することで検索性の向上や誤認の回避につながるためである。文献表においては第一著者については姓→名の順を取り、第二以下は名→姓で示す。この場合姓の後にカンマを付ける。日本、中国、韓国、ハンガリーなどでは名前は姓→名の順をとる。つまり、あえてフルネームで呼んだり記したりする場合には、その順で呼んだり記したりする、ということである。 名前を記す際などに、その一部を省略することも多く行われる。英語圏ではミドルネーム(middle name)はイニシャルだけが記されることが多くある。スペイン語圏では、複数部分からなる姓の一部が省略されることがある。また古代ローマでは使われていた名の種類がとても少ないため、1~2文字に略して評することがあった。
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