槇原久美(まきはらくみ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 04:21 UTC 版)
「理央の科学捜査ファイル」の記事における「槇原久美(まきはらくみ)」の解説
六甲大学大学院理学部分子生物学教室マスタークラス(修士課程)1回生。冬騎の先輩。男性のようにガッシリした女性研究者。何かにつけて冬騎を気にかけて心配している、冬騎にとっては姉代わりの存在。 実は槇原留美の姉であり妹を守れなかった冬騎に対し、恨みに思う事も当初は無いでもなかったが、その後、留美の死を過剰に悼み、ともすると自らも命を捨ててしまうのではないかとすら見えてしまう冬騎の様子を危ぶみ「妹が愛した男をむざむざ失意のうちに死なせてしまっては妹も喜ばないし浮かばれもしない 」と考えて彼を支援するようになる。分子生物学の道に進めば生と死を科学的かつ客観的に見る目を養えると考え、その事により留美を喪ったことも生命の営みの一つと考えられるようになると思い、冬騎に理転を勧めた(実際は物理学をもって科学を超えた科学を成し生命を知る手段とする事を求めたが故の理転だったため、冬騎は現代物理の限界の壁にぶつかって苦悩する事となり久美をさらに心配させる結果となった)。 何かがきっかけとなって冬騎が過去を振り切り未来への希望を抱いて強く生きるようになれる事を切に願っている。
※この「槇原久美(まきはらくみ)」の解説は、「理央の科学捜査ファイル」の解説の一部です。
「槇原久美(まきはらくみ)」を含む「理央の科学捜査ファイル」の記事については、「理央の科学捜査ファイル」の概要を参照ください。
- 槇原久美のページへのリンク