楊貴妃観音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 09:34 UTC 版)
重要文化財。楊貴妃の風貌をモデルに作られた観音菩薩坐像という伝承があり、楊貴妃観音堂に安置される。建長7年(1255年)俊芿の弟子湛海が仏舎利と共に南宋から請来したものとされる。 長らく100年に一度だけ公開する秘仏であったが、請来から700年目の1955年(昭和30年)から一般公開されている。作風、材質など、明らかに日本の仏像とは異質で、寺伝どおり南宋時代の作と考えられている。 なお、舎利殿に安置される木造韋駄天立像と木造伝・月蓋長者(がつがいちょうじゃ)立像も南宋時代の作であり、楊貴妃観音菩薩坐像と共に1997年(平成9年)、重要文化財に指定されている。
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