検索手法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 22:06 UTC 版)
主な学術論文誌に掲載された論文は、学術データベース(サイテーションインデックス)で検索が可能である。データベースで検索することで、特定の著者やテーマに関する論文を探したり、論文が引用している文献や、特定の論文を引用している論文や特許等を検索することができる。これにより、ある論文が根拠としている情報の確認や、論文の出版後の誤記やコメント、反論等も検索が可能である。 代表的なサイテーションインデックスは、トムソン・ロイターの「Web of Science」や、エルゼビア社の「Sciverse Scopus」である。特にトムソン・ロイターのデータベースは、論文誌の影響度の指標であるインパクトファクターの算出にも用いられる。これらのデータベースの利用は有料であるが、学術的文献に絞って調べることができる。 この他にグーグルの「Google Scholar」がある。無料で利用できる反面、個人のサイトや査読を通過していない文献もヒットするため、文献の信頼性に注意が必要となる。 日本の論文を検索するために、国立情報学研究所による「CiNii」も使われている。 なお学術論文は基本的に英語で書かれるため、検索条件も英語で指定する必要がある(各国ローカルな論文についてはこの限りではない)。
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